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ご挨拶と鍼灸について
本年2月より、埼玉戸田施術所に入所いたしました瀧田と申します。宜しくお願いします。
資格は鍼灸マッサージ師です。
今回は、業務で行なっている鍼(はり)と灸(きゅう)についてお話ししたいと思います。
NHKの朝番組等でも取り上げられる機会の多くなった鍼灸ですが、この医術の淵源は古代中国の後漢末期〜三国時代にかけてのことと言われています。
当時の医学書である黄帝内経霊枢(こうていだいけいれいすう)には九種類の鍼について、その治病効果と運用法が述べられています。
その九種類の鍼(九鍼)のうち、毫鍼と呼ばれるものが特に発達して伝承され現代でも使用されています。
それでは、当施術所にて使用している鍼と灸についてご説明します。
鍼は全てエチレンオキサイドで、滅菌処理された容器に入った使い捨てのものとなっています(写真1)
鍼はプラスチック製の鍼管に入っており、右から1寸(30ミリ)、1寸3分(40ミリ)、1寸6分(50ミリ)、2寸(60ミリ)の長さになっています。
短い鍼は顔面や手指足部など体の末端近くに使用し、長いものは体幹部に用いることが比較的多いとされています。
実際に私もその様に臨床現場では用いることが多いです。
左上にある三種類のパッチ上のものは同じく使い捨ての円皮鍼です。
0.3〜0.9ミリ程度の極小な針の先を皮膚上に貼りつけて、疼痛や筋緊張の緩和や浮腫の改善に用います。
お灸は基本的に間接的に熱を身体に伝える間接灸を行っています(写真2)。
右から順番に、お灸のモグサを筒上に押し出して燃やす間接灸、そして台座上でモグサを燃やしてその熱を台座から伝える台座灸をここにあげています。
熱感としては右から左へ行くにつれて強くなります。
よく知られている効能としては、温熱による末梢循環の改善や疼痛緩和があげられます。
はりとモグサ(蓬)という素朴な道具ではありますが、自律神経ホルモン系への調整効果に期待がよせられています。
また近年の研究により、ナチュラルキラー細胞の活性効果など免疫力の向上も報告されております。
次回は消毒について紹介させていただく予定です。
資格は鍼灸マッサージ師です。
今回は、業務で行なっている鍼(はり)と灸(きゅう)についてお話ししたいと思います。
NHKの朝番組等でも取り上げられる機会の多くなった鍼灸ですが、この医術の淵源は古代中国の後漢末期〜三国時代にかけてのことと言われています。
当時の医学書である黄帝内経霊枢(こうていだいけいれいすう)には九種類の鍼について、その治病効果と運用法が述べられています。
その九種類の鍼(九鍼)のうち、毫鍼と呼ばれるものが特に発達して伝承され現代でも使用されています。
それでは、当施術所にて使用している鍼と灸についてご説明します。
鍼は全てエチレンオキサイドで、滅菌処理された容器に入った使い捨てのものとなっています(写真1)
鍼はプラスチック製の鍼管に入っており、右から1寸(30ミリ)、1寸3分(40ミリ)、1寸6分(50ミリ)、2寸(60ミリ)の長さになっています。
短い鍼は顔面や手指足部など体の末端近くに使用し、長いものは体幹部に用いることが比較的多いとされています。
実際に私もその様に臨床現場では用いることが多いです。
左上にある三種類のパッチ上のものは同じく使い捨ての円皮鍼です。
0.3〜0.9ミリ程度の極小な針の先を皮膚上に貼りつけて、疼痛や筋緊張の緩和や浮腫の改善に用います。
お灸は基本的に間接的に熱を身体に伝える間接灸を行っています(写真2)。
右から順番に、お灸のモグサを筒上に押し出して燃やす間接灸、そして台座上でモグサを燃やしてその熱を台座から伝える台座灸をここにあげています。
熱感としては右から左へ行くにつれて強くなります。
よく知られている効能としては、温熱による末梢循環の改善や疼痛緩和があげられます。
はりとモグサ(蓬)という素朴な道具ではありますが、自律神経ホルモン系への調整効果に期待がよせられています。
また近年の研究により、ナチュラルキラー細胞の活性効果など免疫力の向上も報告されております。
次回は消毒について紹介させていただく予定です。